【第二部開始】パーティリーダーから「田舎に帰れよ」と言われたのでホントに帰ってみた~ 村の開拓をしなきゃいけないので、悪いけどパーティ復帰はあり得ない~

著者:陸奥由寛

 ニールはパーティ唯一の支援職だ。
 そんな彼は回復、荷物持ち、支援魔法、その他諸々を一手に引き受けていたせいで、過労からミスを起こしてしまう。
 その夜、彼はリーダーに呼び出され、ミスの原因を追求される。
 追求と言っても、ほとんど叱責のような物で「俺がしっかりしてなかったからです」以外の返答は許されない。
「もうお前さ、冒険者なんてやめて田舎帰ったら?」
 叱責の途中、リーダーからそんな事を言われ、とうとう彼はブチ切れた。
「あ、いいの? じゃあ帰るわ」
 一人で二人分以上の仕事をしていた彼は遠慮なくパーティを抜け、田舎へ帰る事にした。
 適性の無い支援職から一人旅の魔法職に転向した彼は、悠々と故郷を目指す。だが、帰る途中で魔物に襲われている村を助けたことにより、彼の周囲は目まぐるしく変わっていく事になる。

カクヨムにも連載しています。

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