本日をもって守護騎士解任します。悪役令嬢の運命に巻き込みたくないので。

著者:氷雨そら

「エディル・フィルディルト! 本日をもって、あなたを守護騎士から解任します!」
悪役令嬢と最後まで運命を共にする幼馴染の守護騎士エディル。それが、前世の乙女ゲームでの私の推し。でも、実際に悪役令嬢シルフィーナに生まれてしまった今、私が一番最初に実行したのは守護騎士を解任することだった。
だって、エディルは悪役令嬢シルフィーナが断罪されると、全てのシナリオで悪役令嬢と運命を共にしてしまうのだもの……。
それなのに、その直後からエディルの行動は予想外で、私は新しい運命に巻き込まれてしまうのだった。

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