私には妹がいる。可愛くて、私になついていて。でもそんな妹ももう17歳。彼女は学院を卒業する歳だ。入学式は見に行けなかったから卒業式は見に行こう。あんなに嬉しそうにしていたし、私も楽しみだ。とウキウキだったのに。あの野郎。ぶち壊しやがって。
シスコン兄が怒る話です。
私には妹がいる。可愛くて、私になついていて。でもそんな妹ももう17歳。彼女は学院を卒業する歳だ。入学式は見に行けなかったから卒業式は見に行こう。あんなに嬉しそうにしていたし、私も楽しみだ。とウキウキだったのに。あの野郎。ぶち壊しやがって。
シスコン兄が怒る話です。
レビュー
主人公である若き伯爵家当主アルノルトは妹・マリアの晴れ姿を見届けるべく王家や貴族の子弟が通う学院の卒業式に参列する。
ところが式典も佳境に入り、参列者同士による歓談へと移ろうとした刹那、マリアの婚約者かつ第二王子であるレオリアは突如としてマリアとの婚約を破棄し、チャーリーなる女性と結婚することを宣言する――というひと波乱を描いた短編。
短編だが、読んでスカッとした。