前世、愚かな死に方をした友には今世は幸せに笑っていてほしいから、全力でヤツをヤろうと思います。

著者:千東風子

 さあどうぞ入っていらして。
 ビビ・マイヤー殿。
 忙しいところ呼び立てに応じていただき感謝いたしますわ。

 ……あら、いかがいたしましたの? お顔がひきつっていましてよ? なんで完全装備? 魔力も満タン?

 ふふ、おかしなことを。ここは黒の森の境の地、ましてや魔物たちが森から溢れると予言され、それがいつ起こるか分からない地でしてよ?

 そして、私はこの地を治める領主の妻。「今」森が溢れても抜かりないように万全の態勢でいることがそんなにおかしいかしら? ほほほ。

 ディリアの住む森境の地の領主夫人と、ディリアの隣人ビビとの会話です。

 ディリアの出生についてポロリ。

 ジャンルについては、この人たちの日常のヒトコマで、領主夫人のディリア大好き話ということで、ヒューマンドラマにしました。

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