勝手に勇者パーティの暗部を担っていたけど不要だと追放されたので、本当に不要だったのか見極めます

 勇者パーティの斥候職ヒドゥンは、パーティ内の暗部を勝手に担っていたことを理由に、そんな行いは不要だと追放され、恋人にも見放されることとなった。
 失意のまま王都に戻った彼は、かつて世話になった恩人と再会し、彼女のもとに身を寄せる。
 復讐や報復をするつもりはない、けれどあの旅に、あのパーティに自分は本当に不要だったのか。
 彼らの旅路の行く末とともに、その事実を見極めようと考えるヒドゥン。
 一方で、勇者たちを送りだした女王の思惑、旅の目的である魔王の思惑、周囲の人間の悪意など、多くの事情が絡み合い、勇者たちの旅は思わぬ方向へ。
 その結末を見届けたヒドゥンは、新たな道を、彼女とともに歩みだす――。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー