第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様

著者:翠川稜

■主婦の友社のヒーロー文庫様にて書籍化!2021/9/30に5巻が発売します。

 リーデルシュタイン帝国の皇帝は末娘、ヴィクトリアを呼びつけた。16歳にしては幼い末姫に躊躇いながらも告げた。

 「本来ならもう少し、自由にしてやりたかったのだが……実はの、其方に縁談を考えている」と。

 戦争の褒賞として第六皇女ヴィクトリアを降嫁させるというもの。
 相手は戦争で武勲を上げたアレクシス・フォン・フォルクヴァルツ伯爵。
 アレクシス・フォン・フォルクヴァルツ伯爵といえば、第七師団の師団長。軍務省の出世頭の超エリート、ドラゴンすら屠ると言われる剣聖。若き元帥閣下。黒騎士。
 という人物評価なのだが、社交界や軍属してない貴族の間では、仕事はできるけど、女の扱いは苦手らしく、その風貌は滅茶苦茶コワモテで、女子供はもちろん世間知らずの貴族の子息ならば、泣いて逃げ出す。そのくせ幼馴染の妻に長年懸想してるという噂もまことしやかに流れているらしいのだが……。

 そんな彼に第六皇女殿下であるヴィクトリアは告げる。
 
 「わたしが、貴方の婚約者です。末永く、よろしくお願いしますね、黒騎士様」

 見た目は幼くあどけない姫様と無骨で朴念仁な黒騎士の、年の差、身長差、政略結婚、姫嫁系なお話です。

 悪役令嬢ざまぁな展開はありません。

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