今日も君に席を譲るため、僕は

著者:間咲正樹

最近僕は一時間も早く起きて、通学用の電車で席を確保している。
何故そんなことをしているかというと、いつも同じ電車に乗っている、名前も知らない綺麗な女の子に、さり気なく席を譲るためだ。
今日も無事席を確保できたことに胸を撫で下ろした僕だが、この日電車に乗ってきた彼女は、明らかにいつもと様子が違っていて……!?

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