一目惚れした隣の席の不良少女にずっと話しかけていたら、懐かれて毎日家で遊ぶ関係になった

著者:木の芽

黒市勇気の転校先の隣の席の主は【金色の獅子】と学校中から恐れられている美少女・小野町美冬。
染め上げられた金髪、切れ長の瞳は鋭く、話しかけても言葉は返ってこない。
しかし、勇気は『外見がめちゃくちゃ好み』という理由でめげずに美冬との会話を心がけた。
それはもうクラスの恒例行事となるくらい。
しかし、ある日。偶然、放課後の教室でよだれを垂らしながら居眠りしていた美冬を起こした時から関係は変わる。

「あ、あの……私、全然不良なんかじゃなくて……これも地毛だし……」
「ふぇっ!? よ、よだれ!? ご、ごめんなさい! すぐ拭きます!」
「ちょっと人と喋るのが苦手で……で、でも、黒市くんは毎日私に話しかけてくれて、あの、その……迷惑じゃなければ……私と友だちになってくれませんか!?」

彼女はちょっと口下手で目つきが悪いだけのポンコツかわいい女の子だったのだ。

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