乙女ゲーのメインキャラでもモブでもない鍛冶屋の看板娘に転生した私は、悪役令嬢にハッピーエンドを迎えさせたい

著者:坂東太郎

餓死寸前でドワーフの鍛治師に拾われたマノン・フォルジュには、前世の記憶があった。6歳まで成長して教会で「職業判別の儀」を受けたとき、マノンは確信する。ここは「乙女ゲー」の世界だと。ゲーム制作会社いわく「乙女ゲー」の、『ファイブ・エレメンタル』はとある理由で人気だった。ふんだんにお金をかけた神イラストに神声優——だけでなく、「そこはケチるのかよ!」と批判を浴びたゲームシナリオと、「乙女ゲーとは?」と疑問を抱かれまくった戦闘&スキルシステムにおいて。前世で『ファイブ・エレメンタル』をやり込んでいたマノンは決意する。「初恋と、初恋の人にふさわしくなるための血の滲むような努力を、初恋相手に嘲笑われたエリアーヌを——悪役令嬢を、私が助けてみせる!」と。これは、ゲーム中では「鍛冶屋の看板娘」だったマノンが、初恋は踏みにじられて、努力は認められず、バッドエンドしかなかった悪役令嬢にハッピーエンドを迎えさせるために奮闘する物語である。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー