ナイチンゲールは夜明けを歌う~疫病と魔物に苦しむ辺境の侯爵令嬢に転生したので、家族と領地を再生します~

著者:干野ワニ

 魔王領との国境地帯を治めるエルゼス侯爵家に生まれたフロルは、熱病で生死の境をさまよった12歳のある朝、前世(?)の記憶を取り戻した。小児科看護師だったミヤコは、準夜勤明けの事故で若くして他界(?)してしまったのだ。

 さて今世は華やかな貴族令嬢の暮らしを満喫……かと思いきや、当主である祖父はいつも不機嫌で、領主の仕事は代官に任せきり。フロルと同じ熱病で両親はすでに亡く、跡継ぎの兄は社交界デビューに失敗してもう4年も部屋から出てこない。さらに長年の凶作で領地は干上がり、貴族としての体裁を保つことすら難しくなっていたのである。

 生活環境改善のため、フロルはアラサーの処世術と知識を使って行動し始めたのだが──

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 地味に前世知識を使って借金返済しつつ、家族を再構築したり、残念な求婚を回避したり、領地を再生したりする話です。

※カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。

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