絵本のような婚約破棄の果てに悪役令嬢は幸せを抱き寄せる

「シルリア=スカイローズ公爵令嬢っ。今この場において貴様との婚約を破棄する!!」それはまるで絵本の内容をなぞるような宣言であった。第一王子からの一方的な婚約破棄に、しかしシルリア=スカイローズ公爵令嬢は眉一つ動かさず、無感動に受け入れた。幸せな時代はすでに終わっている以上、ここから先に何があろうともどうでもよかったから。そう、ここから先に幸せなど存在しないはずだったのだが、絵本のような婚約破棄はシルリアの予想に反して絵本とは違った結末を迎えるのであった。──【連載版】も始めましたので、そちらも読んでもらえると幸いです。

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