殿下の婚約者は、記憶喪失です。

著者:有沢真尋

 王太子の婚約者である公爵令嬢アメリアは、いつも微笑みの影に疲労を蓄えているように見えた。

 王太子リチャードは、アメリアがその献身を止めたら烈火の如く怒り狂うのは想像に難くない。自分の行動にアメリアが口を出すのも絶対に許さない。たとえば結婚前に派手な女遊びはやめて欲しい、という願いでさえも。

 たとえ王太子妃になれるとしても、幸せとは無縁そうに見えたアメリア。
 彼女は高熱にうなされた後、すべてを忘れてしまっていた。

※ざまあ要素はありません。

【他サイトにも公開あり】

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー