【完結】結婚するしかないんじゃないの?

著者:夜乃 凛

 農作の強さによって、国でそこそこの地位である、ブリッジ家。
そのブリッジ家の娘、フォトア・ブリッジは、
国の中でも有力貴族の、エインセ・エーデンブルグと婚約していた。

 しかし、エインセはフォトアに別れを告げる。
エーデンブルグ家と共に有力貴族である、クラーレ家の、エリス・クラーレと結婚すると言うのである。
フォトアは用済みとなり、エインセはフォトアのことなど、気にも止めない。

 フォトアは悲しみにくれながら、日々を過ごす。
しかし、とある日、市場に出向いた時に、ある男と出会う。
フォトアは男と多くの話をして、少し心を開いた。
男の方は、慎ましげなフォトアに好感を持った。何も知らない村娘のようだと。

 その男が、国一番の貴族の、ツヴァイ・ローレンということは、フォトアは知らなかった。

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