僕が先に好きだったのに、別の男と付き合った幼馴染。想いを言葉にしなかった僕が悪いのか?

 ある日の昼休み、親友に連れられて向かった先――学園の屋上には幼馴染の少女が佇んでいた。

 言葉にしなくても、想いは通じ合っていると信じていた。
 ……だけど、僕達が積み重ねて来た時間と想いは、彼が彼女へ贈った言葉、そのたった一言の重みにすら満たなかったようだ。

「……私、先輩と別れたよ。本当に大切な人が誰なのか気が付いたから……。だから……だから、たっくん! 私ともう一度……」

 彼女が涙ながらに発した言葉へ僕は……。

※所謂BSSを題材にした作品です。胸糞描写はほぼございませんが、幼馴染と復縁するような甘々な展開にもなりませんので、ご了承願います。

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