星降る夜に落ちた子

著者:千東風子

あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。

ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。

いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!

世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。

足を滑らせたのです。
その先は、とても急な坂。

世羅は滑るように落ち、気を失いました。

そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。

気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。

冬の童話祭2022参加作品です。

よろしくお願いいたします。

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