アルバート・ヴァレスタインに授けられたのは、世界唯一の【全自動レベルアップ】スキルだった――
それはなにもしなくても自動的に経験値が溜まり、超高速でレベルアップしていく最強スキルである。
だがこの世界において、レベルという概念は存在しない。当の本人はもちろん、周囲の人間にもスキル内容がわからず――
「使い方もわからない役立たず」という理由から、外れスキル認定されるのだった。
そんなアルバートに襲いかかる、何体もの難敵たち。
だがアルバート自身には戦闘経験がないため、デコピン一発で倒れていく強敵たちを「ただのザコ」としか思えない。
そうして無自覚に無双を繰り広げながら、なんと王女様をも助け出してしまい――?
これは、のんびり気ままに生きていたらいつの間にか世界を救ってしまっていた、ひとりの若者の物語である――!
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