引きこもり令嬢、死んだ婚約者だけを愛していたい

デイジーが16歳の時に、婚約者であるメイナードが事故で亡くなった。
10才の時から、婚約者として仲睦まじく過ごしてきたメイナードがいなくなったことで、デイジーはフェルトン伯爵領の端に小さな別邸に数人の使用人と共に引きこもる。

引きこもり始めてから4年。
20歳の時にフェルトン伯爵家の継嗣である弟が領地の別邸までやってくると連絡が入った。引きこもりの姉の結婚話をたずさえて。

メイナード以外の相手と結婚するつもりのないデイジーは結婚から逃げるように家出を決行。
ところが、普段歩かないデイジーはすぐに動けなくなる。町に行くことも、屋敷に戻ることもできず途方に暮れていると、騎士服に何故か厳つい兜を被った男性に声を掛けられた。

彼こそがお見合いの相手、ランサム侯爵イベリスだった。

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