甘い夢だと思っていた

著者:瑪々子

セレスティアは、以前自分が家庭教師をしていた第一王子のカルヴィンが、廃嫡になったと耳にした。彼が、何の非もない侯爵家令嬢との婚約を、公衆の面前で一方的に破棄するという非常識な行動をしたために、彼の弟である第二王子が王位を継ぐことになり、元婚約者は第二王子に嫁ぐことになったのだという。

昔はやんちゃな子供だったけれど、実は人一倍努力家で、セレスティアの手を離れる頃には、誰が見ても立派な王子になっていたカルヴィン。彼が、理由もなくそんなことをするはずがないと、セレスティアは信じられない思いでいた。

そんな婚約破棄には、どうやら裏事情があったようで……。

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