幼馴染を愛しているから、私との婚約を破棄して追放? いえ、この屋敷は私のものなのですけれど

著者:中森

「お前との婚約は破棄する。おれは、幼馴染の彼女とこの屋敷で暮らす。当然、お前はこの屋敷から出て行け」

「えっと……」

私、レイラ・ハミルトンは、突然の展開に驚いていた。
どうやら、婚約者であるウォーレン・ラッセルは、彼の幼馴染であるリンダ・エスパーザとの愛に目覚めてしまったらしい。
病弱な彼女を看病するために、彼女をこの屋敷においてくれという彼の頼みを聞いたら、このありさまである。

しかも、婚約破棄だけではなく、私をこの屋敷から追放?
えっと、この屋敷は私のものなのですけれど、そのことは理解していますか?

ついでに言うと、あなたは騙されているだけで、幼馴染の彼女は病弱なんかじゃありませんよ?

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