最近疎遠だった幼馴染を遊びに誘ったら超積極的な件

著者:久野真一

 昔よく一緒に遊んだ幼馴染がいた。ゆかりんこと烏丸ゆかり(からすまゆかり)。快活で物事をはっきりと言う奴だ。
 しかし別の高校に進学して一年以上経ってすっかり疎遠になってしまった。
 気になった俺は、親友である瑞樹(みずき)を通じてゆかりんの近況を聞いたのだけど。

「あの子。しょっちゅうユウキのこと聞いてくるわよ」
 
 聞いたのはそんな話。数か月以上連絡を取っていないのに?
 果たしてそんなことがあるのだろうか。

「さあ。ただあの子はすっごく重いからね。ユウキは付き合うなら覚悟しなさいよ」

 親友からの忠告。
 その週末俺はゆかりんと久しぶりに二人で遊ぶことになったのだけど。

「どう?似合ってる?」

 久しぶりに再会した幼馴染は服装や髪型から大胆なイメチェン。
 腕を組んで来たりと何故かいきなり積極的なアプローチをしてきたのだった。
 
 嬉しいけどゆかりんは一体俺の事をどう思ってるんだ?
 もし好きならなんで連絡してくれなかったんだよ。誰か教えてくれ!

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