【書籍化】悪虐聖女ですが、愛する旦那さまのお役に立ちたいです。(とはいえ、嫌われているのですが)

著者:雨川 透子

目が覚めると、記憶がありませんでした。
どうやら私は『稀代の聖女』で、かなりの力があったものの、いまは封じられている様子。ですが、そんなことはどうでもよく……。

「……私の旦那さま、格好良すぎるのでは……!?」

記憶を失くす前の私は、最強聖女の力を悪用し、残虐なことをして来た悪人のようです。
天才魔術師オズヴァルトさまは、『私を唯一殺せる』お目付け役として、仕方なく結婚して下さったんだとか。

「オズヴァルトさまのお役に立てたら、私とデートして下さいますか!?」
「ふん。本当に出来るものならば、手を繋いでデートでもなんでもしてやる。…………分かったから離れろ、抱きつくな!!」

聖女としての神力は使えなくなり、周りは私を憎む人ばかり。何より、新婚の旦那さまには嫌われていますが……。

(悪妻上等。――記憶を失くしてしまったことは、隠し通すといたしましょう)

悪逆聖女だった自分の悪行の償いとして、少しでも愛しの旦那さまのお役に立ちたいと思います。
……でも、封じられたはずの神力が、なぜか使えてしまう気がするのですが……?

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー