その一言が聞けなくて

 ノエミは貧乏伯爵家の令嬢。
 ある日のこと、いつもの様に閉館時間まで図書館で本を読んでいたノエミは、密かに憧れを抱いていた侯爵令息ジュールから声を掛けられる。
 その日をキッカケに、二人の仲は急速に深まっていき、ついには恋人同士に。

 けれど、貧乏伯爵家のノエミに対する周囲の目は厳しい。
 おまけに、家柄による負い目もあり、ノエミはジュールの気持ちや考えを尋ねることが出来ずにいた。

 そんな中、ノエミの父親から『実業家との縁談が決まった』と手紙が届いて――――?

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