花の聖女と胡蝶の騎士 〜ないない尽くしの令嬢ですが、実は奇跡を起こす青薔薇の聖女だったようです〜

著者:森 湖春

侯爵令嬢のリリアーナは、紫薔薇の聖女である姉に比べて、ないない尽くしの令嬢だ。
両親からは外に出すことすら恥ずかしいと言われ、引きこもりの生活を送っていた。

16歳の誕生日に黒薔薇の聖女となったことで、彼女の世界は一変する。
歴代の黒薔薇の聖女たちがとんでもない悪女だったために、リリアーナは強制的に辺境にある茨の城へ送られることに。

そんな彼女の同行者は、近衛騎士団第二小隊副隊長であるハリー・エドランド。
彼は毛虫の騎士と呼ばれる、醜い男だった。

仮面の下にある素顔を見ても、ふつうに接してくれるリリアーナに、ハリーは心奪われる。

「たとえ恋人になれなくても、彼女に仕えることができればそれで良い」

好意を自覚した瞬間から諦めていたハリーだが、リリアーナの隠された力が奇跡を起こして……。

これは、勘違いされて追放された聖女の、青薔薇の奇跡が起こす恋物語。

※この作品はpixivにも掲載しています。

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