男性不信の元令嬢は、好色殿下を助けることにした。【本編完結】

著者:優木凛々

「クレア・ラディシュ! 貴様のような魔法一つ満足に使えないような無能は、王子たる私の婚約者として相応しくない!」

王立学園の謝恩パーティで、突然始まった、オリバー王子による断罪劇。
クレアは、扇をパタンと閉じると、オリバーに向かって三本の指を突き出した。

「オリバー様。これが何だかお分かりになりますか?」
「突然なんだ! 指が三本、だろう? それがどうした」
「これは、今までラディツ辺境伯家から王家に対して婚約解消を申し入れた回数ですわ」
「なっ!」

最後に真実をぶちまけて退出しようとするクレア。
しかし、乱暴に腕を掴まれ、魔力が暴走。
気を失ったクレアが目を覚ますと、そこは牢獄であった。

しかも、自分が忌み嫌われる魔女であることが発覚し……。

――これは、理不尽な婚約破棄→投獄という、どん底スタートした令嬢が、紆余曲折ありつつも、結果的にざまぁしたり、幸せになる話である。

※本編全30話。
※番外編を更新

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