追放された不遇職『テイマー』ですが、2つ目の職業が万能職『配合術師』だったので俺だけの最強パーティを作ります

著者:志鷹 志紀

「お前を追放する」
『テイマー』に就いているアルガは、そう言われて追放された。
魔物を仲間にし、共に戦うことができる職業。それがテイマーだ。
だが、テイマーはいわゆる”不遇職”と呼ばれている。
レベルが上がり強くなればテイム可能な魔物も増えるが、仲間になった魔物と経験値が分散される為にレベルが上がりにくい。結果として、テイムできる魔物は弱小ばかりになることがほとんどだ。
またテイマーは世間の目が厳しい。仲間の魔物がいなければ、何もできない軟弱者と揶揄されることも多いのだ。
アルガが追放された理由も、上記の2つが原因だ。彼が仲間にした魔物はスライム1匹たった1匹で、アルガのレベルはパーティメンバーの中で一番低い。

パーティから追放されたアルガは、追放されたことをギルドに報告しに向かう。
その際についでに再検査も行ったのだが、この時にアルガに”2つ目”の職業があったことが判明した。
アルガの2つ目の職業とは、『配合術師』だ。
2匹の魔物を配合し、新たな魔物を生み出す職業。人間と魔物を配合して、魔物の力を得ることができる職業。
現代には既に存在しない、伝説の職業にアルガは就いていたのだった。

アルガは配合術を駆使して、最強のパーティを作っていく。
使役する魔物は強靭になり、魔物の力を得た彼自身も強くなっていく。
たちまちアルガの評判は上昇し、あっという間にSSS級の冒険者になるのだった。

これは不遇職とバカにされた少年が、魔物の仲間と共に最強に至るまでの物語。

※アルファポリスにも投稿しています。

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