わたしは途方に暮れ、自暴自棄になっていた。
傲慢な従姉に面白半分に命を狙われ、婚約者を寝取られ、身に覚えのない罪で両親が投獄された。
わたしには助ける術がない。しかもわたしは呪われている。
わたしにできることはどこか遠くに行って一人で息を引き取ることだ。
しかしそこへひとつの光が射し込んだ。
彼はわたしには魔法の能力があって呪われてはいないと言う。
本当なの?それが真実ならどんなに嬉しいことだろう。
これは自ら命を絶とうとした一人の令嬢と、運命の出逢いを果たした公爵との物語。
※誤字脱字報告ありがとうございます。助かります。
※元、呪いをかけられたので傷つけられた分をお返ししますわ。あら、自滅なさいました?
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