机に相合傘を落書きする高嶺さんは、まさかそのペンが油性だとは夢にも思っていない

著者:墨江夢

生徒会室で居眠りをしていた秦野幸。そんな彼の隣に、同じく生徒会所属の高嶺風花が腰を下ろした。「秦野くんの寝顔って、可愛いわよね」。そう言いながら、風花は長机に自分と幸の名前の入った相合傘を描く。それが水性ペンではなく、なかなか消えない油性ペンであるとは知らずに……。

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