現代から追放で永遠にざまぁ~ 『神Sランク/ユニークスキル』の『無限覚醒(たまにハズレスキルあり)』が凄すぎて、チートハーレム無双が止まらない。だけど、俺は孤高になりたいので、一人にしてほしいのだが~

 ――ヤンキーの王様『蝉原(せみはら)』にカツアゲされていた時のこと。主人公『閃(せん)』の頭の中に『謎の声』が響いた。
 「閃(せん)、お前に最強のチートをやるから、未来の地球で、好きに暴れろ」
 閃がもらったのは、今、まさに、閃をボコボコにしているヤンキー蝉原(せみはら)を『奴隷(どれい)にできる力』だった。

 気付いた時には、『ハイファンタジー化した未来の地球』にタイムスリップしていた閃。
 未来の地球は、『100体以上の魔王が戦争しまくっている戦国時代』だったが、一緒にタイムスリップした蝉原(せみはら)は、どの魔王も瞬殺(しゅんさつ)できる『無敵の力』と『最強の軍勢(ぐんぜい)』というチートを与えられていた。
 『無敵の大魔王である蝉原』と、その配下である美男美女の最強軍勢。
 その全てが、閃のモノ。

 『閃に絶対服従(ぜったいふくじゅう)という縛(しば)り』以外完璧な蝉原は、
「どうにかして、閃を殺して自由にならないと」
 と考える。
「まあ、閃みたいな無能のクソ陰キャだったら、いくらでも丸め込めるだろう」
 そうタカをくくっていた蝉原だったが、
 閃という男は、蝉原の想像をはるかにこえる男だった。

 タイムスリップ前の閃は『俺は孤高だ』が口癖のボッチ主義者だったため、
 『友達ゼロの陰キャ社会不適合者』という、
 とんでもない過小評価をされていたが、
 『ファンタジー要素をもった未来世界』における閃は、
 『蝉原を奴隷にできる能力』だけではなく、
 『無限に覚醒(かくせい)し続ける』という、
 『蝉原のソレとは次元の違うチート』を持つ『理想の英雄』だった。

「蝉原、これから俺は『戦争のない理想の世界』を目指すから、その手伝いをしろ。そんな『救世主みたいなマネ』は、極悪人のお前にとって最大の屈辱(くつじょく)だろう? 俺は、お前を許さない。『善人であり続ける』という罰を受けて、死ぬまで罪をつぐない続けろ」

 蝉原に対して『考えうる限り最大の復讐(ふくしゅう)』をした閃。
 閃は『陰湿(いんしつ)な復讐』を果たしただけ。
 事実、『根っからの悪人』である蝉原は、その状況に絶望し苦しむことになる。

 だが、閃は、敵味方問わず、全員から、
「この上なく尊(とうと)い、高潔(こうけつ)な御方(おかた)」
 と、あがめられるようになっていく。

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