敏捷度99999999999の俺にとっては、この世の全てがノロマに見える。~貴族家を追放されたけど、外れスキルが最強すぎるので、俺は幼馴染の王女と新生活を送ります。おや、いつのまに実家が滅亡してる

 外れスキル《全力疾走》を授かってしまったことにより、アルボレオ侯爵家から追放されたルシオ。

 無一文で追い出されたルシオは、深夜、聞き覚えのある「女性の悲鳴」を耳にする。

 その声の主こそが、第一王女にしてルシオの幼馴染――メルティーナ・リア・スウォード。

 いちかばちかでスキル《全力疾走》を使用したルシオは、一秒もたたずにメルティーナのいる位置まで到達する。メルティーナは謎の「黒ずくめの男」に拘束されていたが、再び《全力疾走》を用いて圧勝する。

 そう。

 この全力疾走は、用いるだけで「任意の場所」まで光速以上のスピードで辿り着くぶっ壊れスキルだった。

 だが、父に手痛く勘当されてしまった手前、もう実家に帰ることはできない。

 途方に暮れるルシオだったが、ふいに、メルティーナから「私の専属護衛」になってほしいと提案される。ルシオは面食らいながらもその提案を受け入れ……そして、驚きの事実を知ることとなる。

 自分はどうして、外れスキルというだけで追放されたのか。

 世間はどうして、外れスキル所持者にこんなにも冷たいのか。

 それを知った時、ルシオは彼女がなぜ「黒ずくめの男」に狙われていたかを悟り。

「専属護衛」として、なにがなんでも彼女を守り抜こうと決意するのであった。

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※改題前↓
敏捷度9999999999の俺にとっては、光の速度さえウスノロに見える。~貴族家を追放されたけど、外れスキルが化け物すぎたので、俺は幼馴染の王女と新生活を送ります。おや、いつのまにか実家が滅亡してる

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