地味令嬢と恋の雫

著者:荒瀬堅悟

 クラリスの婚約者、アスランは派手な美貌の持ち主でモテモテの女たらし。
 地味な容姿のクラリスは今日も壁の花になって女子に囲まれる婚約者を眺めている。
「身分違い」だの「地味令嬢では釣り合わない」だの、言われなくても誰よりクラリスがよく知っている。
 侯爵家から持ち込まれた縁談だったから断れなかっただけで、クラリスとしてはさっさと婚約解消して欲しい。
 そんなクラリスが「婚約するならもっと地味な男がよかった」と愚痴ると、その願いが叶ってしまい――

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