ものぐさ令嬢、暗躍す

著者:一山幾羅

公爵家の娘、テレジアは怠惰をこよなく愛する〝ものぐさ令嬢〟であった。
将来の夢はこのまま裕福な実家に寄生して、一生ぐうたらと生活すること。
しかし、そんな夢を抱いた矢先に、テレジアは自分の婚約者がまさかの自国の『皇太子殿下』であることを知る。
皇太子殿下と結婚してしまえば、ぐうたら生活など夢のまた夢。ひたすら怠惰に過ごすことなど許されるはずもない。
どうするべきか。悩んだ末にテレジアは決意する。
皇太子殿下との婚約を破棄してしまえばいい。しかも、こちらの責任が問われないよう、向こうから言い出す形に仕向けて。
こうしてテレジアは暗躍を開始する。あらゆる策を講じて、その目的を果たすために。何より自分の夢のために。
そして、そんな暗躍の全てが報われる時が、今まさに訪れようとしていた――。

※軽めの短編コメディーです。気楽にお読みください。

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