悪党一家の愛娘、転生先も乙女ゲームの極道令嬢でした。~最上級ランクの悪役さま、その溺愛は要りません!~

著者:雨川 透子

令嬢フランチェスカはある日、この世界が『裏社会の男たちを攻略対象にした乙女ゲーム』の中であり、自分がその世界のヒロインであることを思い出した。

だが、何よりの問題は……。

「……私!! 前世で過ごした日本でも、『極道一家の孫娘』だったんですが!?」

常に命の危険があり、恋愛はおろか友達も出来なかった前世。『生まれ変わるなら、今度は普通の家庭で過ごしたい! あと友達欲しい!』そう願っていたはずなのに……

「私は、あなたが悪党だろうと絶対に見捨てないわ」

前世で培った極道の仁義を、今世も通してしまうフランチェスカ。

このゲームのメインストーリーでは、婚約者レオナルドこそが最大の敵。
フランチェスカの日常は、この悪役に引っ掻き回されてしまう運命なのだ。

だからこそ婚約破棄したかったのに、レオナルドは何故かフランチェスカに執着し始める。

「可愛いな、フランチェスカ。愛しているから、どうか俺を退屈させないでくれ」
「絶対に嫌! 私はあなたの玩具じゃないの!」

だって今度こそ、平穏な人生を送りたい。

フランチェスカは、婚約者に溺愛されそうになりながら、必死に『普通の生き方』を目指すのだった。(※目指せていません)

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