推された悪役令嬢は毎日が恥ずかしい。けど幸せ。
婚約者があまりに他所の女とべたべたするから、思わずその女を引っ叩いてしまったルールー子爵令嬢。彼女の人生は、その時終わった。
流れるような婚約破棄。国外追放――だけど卒業までの半年は、むりやり学校への通学を余儀なくされてしまう。逃げ場はない。毎日陰口などに耐えていたある日、見知らぬ少年から差し入れをもらった。
「あなたを推させてください!」
「はい?」
ファンができたことで事態が好転し、彼女は堂々と笑顔で卒業することになった。
そして追放先でも、恥ずかしくとも幸せな毎日を送ることになる。
※ゆる設定のハッピーエンドです。
■2022.4.15、短編総合ランキング1位でした。ありがとうございます。
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