鏡の精は、かませな悪役令息の平穏を望む

著者:真山空

 あまりにも雑な推しの死に様に絶望し自棄酒したオタク女子・各務 美良子は、自分の不注意でうっかり死んでしまう。
 次に彼女が目を覚ますと、そこは鏡の中で、目の前には魔物と絶体絶命の少年。なんとか少年を助けた美良子は、自分が生前プレイした乙女ゲームの世界に転生したと気付く。

 だが、立ち位置はヒロインではなく――作中の黒幕である「悪い鏡の精」だった。そして助けた少年は、将来「かませ犬ポジションな悪役令息」になってしまう人物。

 このままでは、せっかく転生したのに最後は黒幕として鏡パリーンされ消滅してしまう……!

 焦った美良子は、後に悪役になる予定の少年・ルヴァイドを真っ当に育てあげ、平穏な人生を送らせようと決意するのだが……。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー