ふきだしで愛を語るにも程がありますよ、大魔導士殿

著者:Mikura

 レイリンには幼馴染がいる。幼い頃は仲が良かったが、彼女が騎士となった頃には険悪となり、今では顔を合わせる度に嫌味を言ってくるようになった大魔導士のハウエルだ。

 ある日、大怪我をして意識不明の重体に陥ったレイリンが目をさますと、他人の心の声が「ふきだし」としてその人の横に現れるようになっていた。
 見舞いに訪れたハウエルは「騎士なんて辞めろ」などといつもの通りの嫌味を口にするが、そんな彼のふきだしは心底レイリンを心配するものであり――この幼馴染は素直じゃないだけで、実は嫌われていなかったのかもしれない。

 これは心のふきだしが見えるようになった女騎士と、素直になれない大魔導士のお話。

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