悪役令嬢はしゃべりません

著者:由畝 啓

リリアナ・アレクサンドラ・クラークは、六歳の時に流行り病に罹って高熱を出した。目覚めた時、彼女は前世の記憶を取り戻し、そして声を失っていた――。

あら、わたくし、リリアナ・アレクサンドラ・クラーク? 前世でやった乙女ゲームの悪役令嬢ではございませんか。

どのルートを進んでも待ち受けるのは身の破滅、絶対に回避はしたいけれど、すでに王太子の婚約者候補になっておりますわ。このまま喋れなければ、婚約者候補から外される――それならば、決して喋らず魔術を磨いて、破滅ルートを回避してみせましょう。

そう決意したリリアナは婚約破棄を狙うが、次々と事件や陰謀に巻き込まれてしまう。チートな魔力と知力を最大限に活用して解決するものの、迫る不穏な影は平穏な人生を許してはくれない。本当に婚約破棄をすれば身の破滅は避けられるのか。どれだけ足掻いても、乙女ゲーム通りに物事は進んでしまうのか――?

事態は乙女ゲーム通りに進んでいるのか、それとも“ただそう見えるだけ”なのか。

※グロかったり倫理観ぶっ飛んでたり常識が迷子になったりシリアスが続きますが、最終的にはハッピーエンド。恋愛要素は薄味。

※完結まで全て予約投稿済み。文字数は予約投稿分を含みます。

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