乙女ゲームの悪役令嬢に転生したことに気付いた8歳のペトラ・ハクスリー公爵令嬢は、ヒロインである異母妹をいじめてしまう前に、公爵家から逃げ出すことにした。
ペトラは貧民街でたくさんの人を持ち前の治癒能力で助けて功績を作り、9歳にして見習い聖女として大神殿で暮らすことになる。
ようやく始まった平穏(?)な生活に喜んだのも束の間。ペトラは大神殿の庭園で、同い年の美少女ベリーと出会う。
ベリーは無気力無感動、ちっとも喋らない、人形のような子だった。
大神殿での暮らしに馴染み、大親友ベリーと共に聖女としての道を進んで行こうとする17歳のペトラのもとに、ある日、ハクスリー公爵家から迎えが来る。
ペトラが公爵家に帰ると、父が言った。『異母妹と皇太子の婚約が白紙となった、代わりにペトラが皇太子と婚約しなければならない』、と……。
これは悪役令嬢ペトラが、大親友ベリーを失うまでの物語。
(もしくは、女として密かに生かされていた御落胤ベリスフォードが、男としてペトラと生きることにした物語)
※2022/2/19 旧タイトルから変更しました。
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※カクヨムにも掲載してます。
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