初夜にお前を愛することはないと言われてようやく目が醒めたわたくしを、旦那様がチラチラ見てきます

【本編完結全33話・番外編更新中】

「私はお前を愛することはない。私に愛を期待しても無駄だ!」

 私は侯爵家の長男で次期当主、マイケル=マクマホン。

 今日、長年の婚約者であったステファニー=スマイル侯爵令嬢と結婚した。

 私は傲慢な彼女のことが苦手だった。
 ところが、初夜に私が上記のとおり叫んだところ、彼女は急にかしこまって、態度を変えたのだ。

「今まで大変申し訳ございませんでした。離縁でも白い結婚でも愛人でも、全て受け入れます。今後はできうる限り、視界に入らないようにいたしますわ」
「な、え、あの、ステフ……」
「無理に愛称で呼ぶ必要はございません。わたくしは自室に下がります。これからのことは手紙で命じてください。それでは」

 なんなんだ、急にどうしたって言うんだ?

※ タイトルはステフ目線ですが、マイケル目線が多くなると思います。

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