トカゲ(本当は神竜)を召喚したら無能テイマー認定されて国外追放になったので、竜の背中に建国して開拓セカンドライフ始めます

著者:水都 蓮

 貧乏貴族家の長男レヴィンは《聖獣使い》である。

 しかし、儀式でトカゲの卵を召喚したことから、レヴィンは国王の怒りを買い、執拗な暴力の末に国外に追放されてしまうのであった。
 おまけに幼馴染みのアリアと公爵家長子アーガスの婚姻が発表されたことで、レヴィンは全てを失ってしまうのであった。

 国を追われ森を彷徨うレヴィンであったが、そこで自分が授かったトカゲがただのトカゲでなく、伝説の神竜族の姫であることを知る。
 エルフィと名付けられた神竜の子は、あっという間に成長し、レヴィンを巨大な竜の眠る遺跡へと導いた。

 その竜は背中に都市を乗せた、空飛ぶ竜大陸とも言うべき存在であった。
 エルフィは、レヴィンに都市を復興させて一緒に住もうと提案する。
 幼馴染みも目的も故郷も失ったレヴィンはそれを了承し、竜の背中に移住することを決意した。

 そんな未知の大陸での開拓を手伝うのは、レヴィンが契約した《聖獣》、そして、ブラック国家やギルドに使い潰されたり、追放されたりしたチート持ちであった。

 レヴィンは彼らに衣食住を与えたり、スキルのデメリットを解決するための聖獣をパートナーに付けたりしながら、竜大陸への移住を提案していく。

 やがて、レヴィンが空中に築いた国家は手が付けられないほどに繁栄し、周辺国家の注目を集めていく。

 一方、仲間達は、レヴィンに人生を変えられたことから、何故か彼をママと崇められるようになるのであった。

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