婚約破棄イベントが壊れた!

著者:秋月 一花

 学園の卒業パーティー。たった一人で姿を現した私、カリスタ。会場内はざわつき、私へと一斉に視線が集まる。
 ――卒業パーティーで、私は婚約破棄を宣言される。長かった。とっても長かった。ヒロイン、頑張って王子様と一緒に国を持ち上げてね!
 ……って思ったら、これ私の知っている婚約破棄イベントじゃない!

「カリスタ、どうして先に行ってしまったんだい?」

 おかしい、おかしい。絶対におかしい!
 国外追放されて平民として生きるつもりだったのに! このままだと私が王妃になってしまう! どうしてそうなった、ヒロイン王太子狙いだったじゃん!

※アルファポリス様・カクヨム様・ツギクル様にも投稿しています。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー