【第一部あらすじ】
令嬢のアンネローゼは、婚約者である王子ベルゼに婚約破棄をされてしまった。王太子の後ろで嘲笑うのは、小動物のようなピンク髪の令嬢。
盛大な夜会で、二人は意気揚々とアンネローゼの悪行を並び立てる。
だが、当の本人であるアンネローゼは俯きながら何も言わず、ほくそ笑んでいた。
当然である。
なぜなら、アンネローゼは
ー--この婚約破棄を、長年待ち望んでいたのだから!!!!
【第二部あらすじ】
令嬢のアンネローゼは、なんやかんやで皇子ゲオルグに見初められ、王国を逃げ出し異国の地へと行くことになってしまった。
――しかしお気楽なアンネローゼは、理想の生活を諦めるつもりは毛頭なかった!!!!
そんなわけで相変わらずスローライフを画策するアンネローゼだったが、のんびり過ごしたいという彼女の願いとは裏腹に、周囲は「神の頭脳を持つ少女」と勘違いし、その影響力はみるみるうちに拡大していく。強大な皇国を巻き込んで、アンネローゼの勘違いはさらに取り返しのつかないことになっていくのであった。
※誤字脱字報告もありがとうございます!
レビュー