【短編版】偽の聖女は本物の悪女を目指す〜冤罪で破滅する運命の私、2周目は開き直って世界最高の悪女になるつもりが、なぜかめちゃくちゃ感謝されてた〜

著者:茨木野

聖女の力を持って生まれた、公爵令嬢のアーネストは、王太子のロッカスに婚約破棄された。

ロッカスは、聖女であり義妹のアニィスと浮気をしていた。

またアニィスこそが真の聖女であり、アーネストは聖女の妹をいじめていた悪女として処刑することになった。

「悔しい、私を虐げたものたちに仕返してやりたい」

後悔とともに死んだアーネストだったが、次の瞬間、何もない白い空間にいた。

「ごめんなさい、神の手違いで、あなたは死んでしまったのです」

女神から、実はアーネストが本来の聖女であって、妹はミスで聖女の力を得たという事実を告げられる。

「お詫びとしてこの私を鍛えさせてあげる。この治癒の力で、全てをやり直すの」

神の元で修行を積んだアーネストは、世界最高の治癒魔法を手に入れる。

「【回帰《ヒール》】」

極めた治癒の力を使い、婚約破棄される前まで回帰したアーネストは、2周目の人生を歩む。

「私を悪女というのなら、お望み通り、とびっきりの悪女として振る舞ってやるわ!」

アーネストはロッカスたちに制裁を加える。

だが自分のために力を振る舞ったはずが、自分と同じく彼らに虐げられていた人たちから称賛されることになるのだった。

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