私の婚約者が婚約破棄を言わない

著者:ごどめ

「キミとはりこんする!」それが皇太子ユリウスはの口癖だった。婚約令嬢のイリーナに対して気に入らない事があると彼はいつもそう言う。その度にイリーナが「もしかしてそれ婚約破棄ですか?」と小馬鹿にしたように揶揄う日々が続いた。毎日毎日同じような事ばかりを繰り返すユリウスにはとある呪いが掛けられている。その事を危惧している両親はイリーナに「成人前にはなんとかしたい」と相談し続けるが、魔女の呪いを解く事などできないとイリーナは一蹴する。イリーナお付きのメイドのエリナは、イリーナが成長しないユリウスを揶揄うように見ているだけだと思っていたのだが……

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