選ばれなかった男

石井修二は幼馴染みの内藤由美香を愛していた。

いつも一緒だった。
由美香に告白をしない修二。心は繋がっている。
そう信じていた。

しかし、高校で修二の世界は一変する。
由美香に恋人が出来たのだ。

『…嘘だろ』
絶望にうちひしがれる修二。

『まだだ、いつか由美香は俺の元に』
諦めきれない修二。
しかし順調に交際を続ける二人に、修二は歪んで行く。
高校を卒業し、孝太と由美香は別々の大学へと進む。

『チャンスだ!!』
寂しそうな由美香に修二が近づく。
甘い言葉で、囁いた。

『俺は由美香に寂しい思いはさせないよ』

『…修二』
遂に由美香を寝取った修二。
そして悪夢が始まった。

※「小説家になろう」は株式会社ヒナプロジェクトの登録商標です
本サービスは株式会社ヒナプロジェクトが提供するものではありません

レビュー