魔女に鍛えられて100年、魔術は飽きたので自由に生きます

著者:ラチム

「大きなお世話になりました」
皮肉を込めて別れを告げたのは前世が成人女性だった転生者。
少女の姿となって異世界に転生したところでそこは森の中。少女は間もなく魔女に拾われた。
魔女は少女の魔力に目をつけて、地下に幽閉する。
くる日も少女は魔女に非人道的な扱いを受け続けた。
魔女は少女を実験体にして、不老不死の肉体を与えて最高傑作を作り上げてやると喜ぶ。
ところが少女の魔術の才能は魔女を遥かに超えていた。いつしか立場は逆転して、少女は魔女を軽くねじ伏せるほどに成長する。
いよいよ自由の身となった少女だが、いざとなると何をするか思いつかない。
「魔術は飽きた」
魔術を極めようにもすでに極めている。強者の高みとやらはもうたくさんだ。
どうせ不老不死、時間が無限にあるならゆるりと異世界を徘徊できる。

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