魅了の魔法が解けたので。

著者:遠野

侯爵令嬢、ウィロウ・フォン・イグレシアスの愛しの婚約者である王太子に、最近、身の程をわきまえない羽虫が付きまとっている。

そんな羽虫あらため神の祝福を持つ平民の少女・イルゼを排除すべく、ウィロウは行動に出た。
放課後の人目が少ない時間を狙い、イルゼを階段下に突き落とそうとしたのである。

──しかし、次の瞬間、ウィロウから王太子への好意は綺麗さっぱり消えてしまった。

冷静になって考えてみると、どうも王太子の人間性には問題しかないように思う。
おまけに魅了の魔法も使われていたとあって、度重なる精神的なショックから、ウィロウの中にいた転生者がひょっこり表へ現れた。

「あの子のためにも、なんとしてでも私が王太子から逃げないと!」

かくしてウィロウの逃亡劇(と王太子への復讐)は、誰にも知られず、ひっそりと幕を開けるのだった。

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2022.7.5 異世界転移・転生 恋愛部門で日間2位をいただきました。本当にありがとうございます……!
2022.7.6 異世界転移・転生 恋愛部門で日間1位……1位!? を、いただきました! 拙作を閲覧、ブクマ、評価いただきましてありがとうございます……!
2022.7.11 異世界転移・転生 恋愛部門で週間1位をいただきました! 重ねてありがとうございます……!

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