妹の代わりに偏屈と噂の伯爵様の花嫁選びに来たらなぜか腹黒執事に令嬢教育を叩き込まれました

著者:鳥海柚菜

「だから背筋伸ばせって言ってるだろう!」
「わ、わかってるわよ!でもこんなヒールで立ったことないのだから仕方ないでしょ?!」
「そんなことで主人に選ばれると思ってんのか、舐めんな」
「だから私そんなこと別に望んでないって言ってるでしょ!!」

貧乏子爵家に生まれたリィレネは、早くに母親を亡くし人がいいだけで騙されてばかりの父親と金髪で紫の瞳が美しいながらも病弱な妹をかかえて日々裁縫の内職で日銭を稼いでいた。
ある日、金髪の花嫁を探しているというファイハント伯爵家に病弱な妹の代わりに選定会に行くことになったが、そこで出会った伯爵の執事になぜがやたらと気に入られてしまい、彼に伯爵好みの令嬢になれと教育を受けることに……。そしてその執事はなんだか秘密がありそうで。
嫌がらせを受けた文句と借金の申込みに来たはずがなんで花嫁?!

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