猛獣のお世話係

「猛獣のお世話係、ですか?」
父は頷き、王家からの手紙を寄越す。

国王が大事にしている猛獣の世話をしてくれる令嬢を探している。
条件は結婚適齢期の女性で未婚のもの。
猛獣のお世話係になったものはとある領地をあげるので、そこで住み込みで働いてもらいたい。
猛獣が満足したら充分な謝礼を渡す…

「なぜ、私が?私は家督を継ぐものではなかったのですか?万が一選ばれたらしばらく戻ってこれませんが」
「その必要がなくなったからよ、お義姉さま。私とユミル様の婚約が決まったのよ」

婚約者候補も家督も義妹に取られ、猛獣のお世話係になるべくメイドと二人、王宮へ向かったが…ふさふさの猛獣は超好み!
いつまでもモフっていたい。

動物好き令嬢のまったりお世話ライフ。
もふもふはいいなぁ。

イヤな家族も仕事もない、幸せブラッシング生活が始まった。

ハピエンです!

誤字脱字報告ありがとうございます!
メッセージへの返信は8月上旬にならないと出来ないようです(;_;)

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