思い出は、もらえませんでした

著者:夏月 海桜

婚約者との婚約解消の王命。

お慕いしていた婚約者との思い出作りにデートというものがしたかったのです。

両親は泣いて謝ってくれたけれど、本当は、遅かったのだと、思う。

婚約者様は必要最低限の交流と贈り物をするだけでした。
あのお茶会で、彼が誰を見ていたのか、知りましたから。

ただ、最後に思い出だけが欲しかったのです。

好きな方とのデート、というものをしてみたかった。

でもーー

*エブリスタ様と同時公開。
ご都合主義。ゆるふわ設定。

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