7日後に処刑される令嬢は独房の隣人に心を寄せる

著者:紫陽花

伯爵令嬢アリシアは、父殺しの罪を着せられ死刑を宣告される。監獄の独房の中、ひとり絶望に涙していると突然、壁に小さな穴が現れ、穏やかな声が聞こえてきた。
「こんばんは。明るい月夜ですね」
顔も名前も知らない独房の隣人は、毎夜壁の向こうから話しかけてくれ、アリシアはその穏やかな声と優しさに不安な心が癒されていくのを感じる。
無実の罪で処刑される運命となったアリシアと、独房の隣人の結末は──?

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